社会的処方 ~現場から見えた課題と、これからの挑戦~

2026.07.01

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薬などの医学的介入だけでなく、「人とのつながり」や「地域の社会資源」を処方することで孤立・孤独を解消し、ウェルビーイングの向上を目指す「社会的処方」。

私たち相談支援専門員は、その中核をなす「リンクワーカー」としての機能を果たすべく地域を奔走しています。

しかし現状は、地域のインフォーマルな社会資源につなぐプロセスにおいて、大きな壁にぶつかっています。

背景にあるのは、相談支援専門員の過度な業務負担です。

一人で100〜200件のケースを抱えながら医療と地域の間を繋ぐなかで、地域のサークルや関心縁までを網羅し、伴走していくのは容易ではありません。

地域づくりを機能させるには、地域を繋ぐ「リンクワーカー」としての役割を細分化・分化することが不可欠なのです。

私たちが地域で実践しているのは、公的制度の外で光る「頼れる仕事人」を見つけ出すことです。

しかし、彼らはボランティアや独自の善意で動いており、現行のまま『今以上』の役割を求めることには限界があります。

だからこそ、彼らの営みを『公的な仕組み』へと昇華させる必要があります。

そのためには、確かな生活面のアセスメントに基づき、どのような属性の人が、どんな機能を担うことで、いかなる成果(孤独・孤立の予防効果)をもたらしたかを客観的に立証していかなければなりません。

先日検討した「孤独・孤立予防モデルの構築」という助成事業は、まさにこのアセスメントと予防的支援の必要性を検証し、新たな仕組みを創出するための事業そのものでした。今回は惜しくも申請を見送る形となりましたが、ここで得た視座は次の一歩への確かな足がかりです。

私たちは諦めず、次のフェーズで必ずこの予防モデルの構築に挑戦します。

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